~スラヴ、濃密なロマンティシズム~
「スメタナが作曲したモルダウ」と耳にすれば、川の流れを管弦楽で模した、あの優美な旋律が思い浮かぶ。同様に、チャイコフスキーのロメジュリ 、ドヴォルザークの 交響曲第8番と耳にすれば、思い浮かぶは優美な旋律、激情あふれるリズムと管弦楽の重厚なハーモニー。それらを生み出す素地となったスラヴの濃密なロマンティシズムを、神奈川フィル初登場のダニエル・ライスキン氏が圧倒的迫力をもって表現する。未聴の方にこそ聴いていただきたい、王道の名曲3曲である。(公式サイトより)
【聴きどころ】
神奈川フィル初登場のダニエル・ライスキンに注目です。
サンクトペテルブルクで育ったライスキンは、マリス・ヤンソンスやネーメ・ヤルヴィなどの名匠たちから指揮を学んでいます。そしてヴィオラ奏者として活躍したのち徐々に活動の中心を指揮に移し、頭角を現します。
2005年から16年までライン・フィルハーモニー州立管、08年から15年までポーランドのアルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニー管のそれぞれの首席指揮者を歴任。現在はテネリフェ交響楽団及びベオグラード・フィルの首席客演指揮者などを務めています。
幅広いレパートリーを持つライスキンですが、今回は王道のプログラムを披露してくれます。(編集部)
曲目
スメタナ: 連作交響詩「わが祖国」より第2曲”モルダウ”
チャイコフスキー: 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ドヴォルザーク: 交響曲第8番ト長調Op.88
演奏
ダニエル・ライスキン(指揮)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)
神奈川県民ホール
チケット S: 6,000円 A: 4,500円 B: 3,000円